大手不動産企業様の退去 22.7%削減

大手不動産企業様の退去  22.7%削減

各所にある支店の再編のため、新宿のオフィスを閉めるにあたりご依頼をいただきました。
大手企業様からこのような話をよくいただきます。特に4月の年度が変わるタイミングや9月の人事異動のタイミングで方針が変更になり支店の再編等がよく実施されていますね。

今回の交渉相手は大手不動産グループの管理会社でした。
どの仕事もそうですがプロジェクトがうまくいくかいかないかは担当者に大きく左右されます。
そして今回の担当者は交渉が難しいというよりか、連絡しても応対が非常に遅いという別の問題で、交渉から発注まで時間を要してしまう案件となりました。

所     在      地東京都新宿区工    事    面    積80.48坪
  指   定   業   者大手不動産グループ会社    工       種退去に伴う原状回復B工事
初 回 見 積 金 額16,785,000円(208561円/坪)発 注 工 事 金 額14,500,000円
削       減        額2,285,000円(13.7%削減)交    渉    期    間25日

【特徴】
・新宿のグレードの高い高層ビル
・交渉期間は十分に確保されている


会社のブランド力がある分構える店舗は駅前や、今回のように高層ビルに入居されているケースが多いので、ビルグレードが高く原状回復費用が高めということが特徴的でした。

今回は指定業者の工事会社が管理会社の場合は、管理会社自体が工事するわけではありません。
必ずゼネコンに工事を請け負ってもらうことになります。そのため、当然ゼネコンの工事費に加えて管理会社の費用が加算されてテナント様に提示されることになります。
そのため、一般的には管理会社の方がゼネコンより高い見積もりが提示される傾向があります。
さらに、管理会社と交渉しても管理会社はゼネコンと交渉するため時間も要してしまいます。

さて今回の講書の結果としては、全体的に見積もりが高く記載されていました。
一見通常な金額に見えましたが、材料費と施工費が分かれて計上されているため、合算して考えると刊行物や他案件に比べて高額となっていました。
一つ一つの項目を、全て照らし合わせて全て査定を行い結果的に13.7%削減を実現することができました。

何より、担当者に電話をしてもメールを送ってもなかなか連絡が返ってこない状況でした。。。
そこまで大きな金額ではなかったものの、1ヶ月弱を交渉に費やす(ほとんど待ちの時間)こととなってしまいました。

往々にして、わたしたちのような立場の人間は相手に軽視されてしまうことが多いのですが、交渉相手の企業グレードが優良な程そのようなことはないのですが、やはり担当者に依るということに尽きるようです。
本来であれば発注者の代理の立場のため、理解していただける企業様においては発注者と同様の扱いをしていただけるのですが、そこまでの理解に及ばない場合邪険に扱われてしまうという残念な結果となります。

今回は交渉相手の企業グレードは良かったものの、担当者が社会人資質に欠けるところがあり非常に苦労をいたしました。とはいえ、どんな案件でもお受けいたしますのでご連絡をお待ちしております。

【案件ご依頼時必要資料】
・見積書
・賃貸借契約書
・工事区分表
・入退去前後のレイアウト図
※上記全ての書類がなくとも、見積書があれば対応可能です。
※ご紹介の場合、テナントご担当者様とお繋ぎいただけましたら
 弊社にて資料のご依頼をするので資料の事前準備は不要です。
※弊社査定業務はイニシャルコストは掛かりません。

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